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369. 普通以上の尊重を示せ

普通以上の尊重を示せ

2015年5月3日

「主よ、私はここにいます。」

「私もここにいるよ」

「分かりました。」

「あなたは私を信じていないね」

「主よ!あなたが見えればいいのですが。」

「目を閉じてごらん、私がもう少しあなたに近くにいたのならよかったのだが、信仰の少ない者よ!」

「主よ!私はどうしてこのようになってしまったのでしょう?今夜、私はあなたを礼拝したかったのですが、どうにも物足りません。」

「あなたの時間を、もう少し上手に使ってみなさい」

「それはどういう意味ですか?」

「もう少し早く礼拝に来なさい」

「分かりました。」

「いや、私は本気で言っているのだ。本当に早く私に会いに来てほしい。10時くらいにだ」

「分かりました。」

「そうすれば、この問題を解くのに役立つだろう、愛するクレア」

「あなたは疲れているのだろう。今は生気に満ちあふれる時間ではなく、ぐったりする時間だ」

「私に生気だとおっしゃっているのですか、主よ?」

「私がそう言ったか?」

「そう思います。」

「そうだ、あなたは私にとって生気なのだ」

「分かりました。」

「分かりましたという言葉を、とてもたくさん言うね」

「主のお言葉に、とても同意しますので」

「賢い答えだね。多分に外交的で、しかも少しお世辞も入っているが、しかし全くもって真実だ!」

「はは、主のおかげで笑ってしまいます。」

「よかった!私はあなたが今日つまずくのではないかと心配したのだ。しかし、今夜私たちが一緒にいるという事実に、あなたが喜んでいるので、本当に幸いだ。」

「私の愛する花嫁であるあなたを愛している。あなたが今日、大変な時間を過ごしてくたくたになっているのを見ると、どれほどかわいそうに思うことか。」

「主が私を応援しようと、時間を割いてくださることに心から感謝いたします。主はとてもお優しいので、ご一緒だと楽しいです。」

「そうかい?私は私の花嫁が、ここ天国で私と一緒にいる時、何を期待できるかを知ってほしいのだ。そして、あなたたちと一緒に楽しい時間を過ごすのが、とても好きなのだ。」

「私たちに、何についてお話しになりたいのですか?」

「尊重についてだ。」

「はい。」

「私は私の花嫁たちが、全ての人々、つまり全ての男性と女性を、年齢や人種、教育程度や社会的地位に関係なく、尊重してほしいと願う。人々が私を考える時、私は他の人々を尊重する者として、私を知ってほしいのだ。これが、あなたが私のためにできることの一つなのだ。尊重されなければ、人々は喪失感と無価値感と、そして恐ろしい価値の切り下げを経験することになる。」

「しかも、私が全ての男性と女性、子供たちの権利を尊重しないと考えるところにまで至る。人々に自由意志を与えたのは、私の方ではとてつもない犠牲であったということを、人々は理解できない。私は人々が全く選択権のない奴隷ではなく、自由に私を愛することを選んでくれることを望んだのだ。」

「尊重は、『あなたは特別です』という表現であり、あなたが本当に神にとって特別だということを認識させてくれるしるしなのだ。人々があなたを尊重しない時、彼らはこのように言うのだ。『あなたの命は重要ではない。あなたはがらくたの使い捨て品に過ぎない。』だから、このような行動は、相手の人間性に悲劇的な影響を与え、人間の意志と、夢見ようとする願いを殺してしまうのだ。しかし、それは決して真実ではない!私は一人一人の魂を尊重し、それぞれの魂に対するビジョンと夢を持っている。そして、彼らの未来に報いを与えようと準備している。だが、権威というものが不義に振り回されるので、人々は私を人間の権利を蔑視する冷酷な権力者たちと同じように考えてしまうのだ。」

「私を信じるクリスチャンたちが、人々を普通以上の尊重で扱い、彼らを回復させ、彼らが真の価値に対する感覚と、自分がどれほど重要な存在であるかという感覚を持てるようになってほしいと、私は願う。彼らを回復させ、自分たちがこの世でどれほど重要な存在であるかを、知るように助けてほしいと願う。彼らを創造の時の姿に回復させ、彼らが価値のある存在だということを示してほしいと願う。尊重が人々の関係に、あまりにも深刻に欠けているが、尊重がどのように人々を180度変えるかを知れば、あなたたちはとても驚くだろう。尊重は、人々が土埃を蹴りながら、無駄に通りをさまよう代わりに、現在の自分を正確に認識し、また、これから重要な人になるだろうという希望と情熱を回復させてくれるだろう。」

「私は地に生きる全ての男性と女性、そして子供たちに対する、素晴らしい計画を持っている。しかし、あまりにも多くの人々は、私が単調で退屈だと考える。規則と規律、敬虔と厳粛、暗闇と、禁じることが私の全てだと考える。だが、それは全く真実ではない。天国は栄光の光と目的と創造性に満ちており、喜びで踊り、心が楽しく、私の計画を真に求める場所なのだ。」

「そうだ。これがまさに私が伝えたいことなのだ。あなたたちは私にとって重要であり、私は美しい計画と、あなたたちが好きになるだろうことを準備しておいた。暗闇と禁じることではなく、光と新しい希望に満ちたものだ。あなたたちが他の人々を尊重すれば、その尊重が彼らを私がいる場所へ連れてくる。彼らの美しさと、彼らの存在理由を宣言するのだ。「神にとって、あなたがどれほど重要な存在か知っていますか。」と言うのだ。彼らは自分たちが属する文化の副産物や異邦人たちではなく、ダイヤモンドの原石だと言うのだ。」

「あなたたちは誰とも違う一人の人格であり、あなたたちと同じ者は誰もいない。これは耳に心地よく言う言葉ではなく、真実だ。あなたたちがただ一つの唯一の存在であるので、私が持つあなたたちに対する計画は、ただあなた一人一人のためのものなのだ。だから、この計画は特にあなたの中に創造したあなたの本性にうまく合致する。」

「群衆から個人を切り離し、人々に割り当てられた等級を剥がし、彼らが持つ唯一のアイデンティティーを認識する時、その時に見ることができる美しさは、彼ら自身にとってさえ神秘だろう。並外れた尊重を表現することによって、あなたたちは『あなたには何か特別な、隠された偉大さと内面の美しい何かがあります。」と言うのだ。それが真にあなたたちが私の創造物の中に私を植え付けることであり、私が創造した一人の人に発現されるのを待っている美しさを持っていることを、確認させてくれるのだ。」

「このような行いは、硬直した関係と社会の風潮に従うことを拒否する行為だ。それは目的のない競走をしている一人の魂を立ち止まらせ、いぶかしげに考えさせ、こう問いかけさせる。『この人は違うな。私の心に感動が来るのは何故だろう?』まさにこの時が、彼らが真理を発見する時だ。つまり、神様があなたたちの中に生きておられることと、あなたたちが神様の大使であり、主にとって一人の魂は、カルバリのすべての苦痛と鞭打ちと嘲り、釘付けにされることと引き換えられた、価値ある存在だという真理を発見するのだ。人々は言葉では言い表せない価値で買い取られた。これこそが、すべての男性、女性、そして子供たちの本当の価値なのだ。私の苦難の代価なのだ。」

「だから、あなたたちが尊敬を表すとき、あなたたちは神秘的で隠された方法で宣言するのだ。しかし、この宣言は人々の奥深くまで届き、彼らの魂に触れるのだ。すると、彼らは他の人々とはあなたたちが違うと感じる。彼らは私、すなわち主を感じるのだ。私、すなわち主であることに気づけば、戦争の半分は勝ったも同然なのだ。私は彼らが思っていたような種類ではない。決してそうではない!私は彼らを創造した存在であり、他の誰とも同じでない、唯一の存在として創造した創造主だ。そして彼らは、私が彼らのために十字架で喜んで死ななければならなかった、価値ある存在なのだ。」

「これこそが、私があなたたちにお願いしたいこと、あなたたちが他の人々との関係で伝えてほしいことだ。尊敬!普通以上の並外れた尊敬!尊敬は人々をしばらく立ち止まらせ、自らに問わせる。『あの人は何か違うものがある。』こうしてあなたたちが彼らの注意を引けば、すでに戦争の半分は終わったも同然なのだ。彼らはもはや防衛的ではない。むしろ好奇心でいっぱいで、あなたの秘密を知りたがるだろう。」

「私の子供たちよ、私は新しい恵みをもってあなたたちに祝福を与える。つまり、並外れた尊敬と私の香りによって、傷ついた魂たちに触れ、私のもとへ彼らを連れてくることができる祝福を注ぐ。」