377. あなたたちの安全地帯を飛び越えてほしい
あなたたちの安全地帯を飛び越えてほしい
2015年7月25日
今夜、主の恵みと知恵が私たちと共にありますように。今日のメッセージを始める前に、少し短い話を先に分かち合いたいと思います。今夜が始まる頃、私は少し散漫でした。6時45分頃にコーヒーを淹れようと台所に行ったのですが、皿洗いやあれこれをするうちに、つい夢中になってしまいました。そうして2時間を過ごしてから戻って来た時、私はそれが正しくない選択だったと感じました。それで、私を待っておられる主のもとへ行って祈る時、少し罪悪感を覚えました。主はとても優しいお方で、私にイエス様を思い出させる小さなものを送ってくださいました。私の鼻をなでながら、主が私を待ち、愛してくださっていることを知らせてくださいました。私は主にこう申し上げました。「主よ、ごめんなさい。またこうしてしまいましたね。どうか私を直してください。」
「小さな謙遜さは長く続く。だけど、あなた自身を責めないでほしい。それは士気を下げるだけで、何の助けにもならない。すでに世の中があなたを責めることを、あなたは毎日十分に経験してきた。そうだ。これは全ての人に同じだ。あなたたちが愚かな選択をした時、自分自身を責めないでほしい。その時、私が私の腕であなたたちを抱きしめていて、あなたたちと共にいて、こう言っているだろう。『私のところに来なさい、もう一度始めよう。』あなたたちが過ちを犯した時、私が取る姿はこれが全てだ。とても簡単だ。今日学んだ教訓があるなら、これから私たちは共に、もっと良い選択をするようになるだろう。」
「悪魔たちは機会主義者だ。彼らに機会を与えないでほしい。立ち上がって、歩き続けてほしい。彼らはよくあなたたちの前に罠を仕掛け、あなたたちがその罠に落ちるのを見張っている。こういう経験を何回かすれば、あなたたちは悪魔たちがすることについて、もっとよく理解できるようになって、そういう罠に落ちなくなるだろう。」
「おお、本当ですか、主よ?私はまだ罠に落ちていますが、励みになりますね。ありがとうございます。」
「今夜、私はあなたたち皆に励ましの言葉をかけたい。ローマが一日で築かれたわけではないように、私の聖なる者たちもそうだ。だから、あなたたち自身をあまりにも過度に追い詰めないでほしい。あなたたちが感じられるもの以上に、無理に押し進めるのは私が望む姿ではない。」
「私がクレアに与えたことによって、あなたたち皆は進歩を遂げた。特にあなたたちの中には、目覚ましい成熟を遂げた者たちがいるのけど、この成熟した者たちは、宗教の霊に捕らわれた人々が攻撃する時、立ち向かって戦う必要すらなくなった者たちだ。私が宗教の霊を語る時、これはカトリックや、さまざまな意味で型にはまった教会を言っているのではない。とても頑固で、堅苦しく、狭い視野を持つ信じる者たちのことだ。こういう者たちは学ぶのをやめてすでに何年も経っていて、教義について長々と同じ話を繰り返し、自分たちが守る礼拝や生き方、規則などを強制し、さらにそれを保護することに努める者たちだ。」
「一般的だと考えられていることと違うことを、私はたくさん行ってきた。私の聖霊が行う新しいことによって、自分たちの安全地帯が侵されたと感じる人々は、私の新しいことについて深刻な非難を浴びせている。人々は、自分が個人的に経験していないことを他の人が経験した時、その経験を非難することに容易に陥る。そして、自分が学んだことだけを固執し、それだけが正しいと主張することは、あまりにも簡単に起きる。私が今日あなたたちに言いたいことはこれだ。『彼らの実によって彼らを分別するようになるだろう。』」
「ハイディ・ベイカーについて話をしよう。彼女は飢えた者だった。とても枯れ果てた荒れ野のような働き現場で、ごくわずかな実しか収穫できないながらも、全身全霊で働いていた者だった。その時、彼女は自分が学んだことを維持していた。保守的な方法に従っていたのだけど、その方法は多くの実を結ぶのが難しいものだった。数年間このような時間を過ごした後、彼女はあまりにも飢え、苦しんだ。『なぜ、なぜ?』という質問が彼女の心の中に満ちていた。彼女は人々を愛し、また私を愛した。だから当然、もっと多くの実があるはずだと考えていたのだ。」
「人々は自分の知識の領域内でできる全てをしたのに、良い結果を出せないと、絶望するようになるものだ。そうして彼女も絶望した。そして彼女は、もっと良い実を結ぶためならば、自分の後援金が途切れるとしても、そのことをしたいという気持ちになった。彼女は私と愛し合う仲で、人々を愛していて、その人々の心の奥底に触れることに必死だった。実際的な奇跡が起き、しるしと不思議と驚くべきことが起きて、人々が回心できることを切に望んだ。多くの回心がそうして起きることを望んだ。それで彼女は大きな危険を冒し、後援金は途切れることになった。」
少し私が付け加えて話をします。彼女を後援していた人たちは、私の考えでは、とても保守的な人たちだったようです。彼らはハイディにこう言っていました。「もしあなたがその教会に行くなら、私たちは後援を中断します。」なぜなら、彼女はその教会に行って聖霊の新しい油注ぎを受けたからです。そうして彼女は切羽詰まっていて、それでその教会に行きました。これが彼女が新しい経験を始めた話です。本当に驚くべきことでした。
「彼女がその教会で受けた聖霊の新しい油注ぎを携えて働き現場に戻った時、私はアフリカで行う神の偉大な働きとして彼女と共にいた。これについて、話がとても多い。これが実なのだ。あなたたちは彼らの実によって彼らを知るだろう。」
「私がこの地に受肉して現れた時、私は故意に愚かな者の姿を選んだ。低くされている者の職業である大工、その当時最も卑しいと考えられていた職業の一つと見なされた大工という貧しい環境で、わざと育ったのだ。わざとそうしたのは、私が自分の富によって人々に知られるのではなく、私の霊によって知られることを望んだからだ。当時の統治者たちでさえも感嘆するほど、とてつもない権威を持って、この地に出現することもできた。だが、私はハイディのように、私を切迫して探す者のために、この地に来たのだ。情け容赦ないローマ軍によって、毎日踏みにじられた人生を送っていた者のために来たのであって、貧しい者たちを虐げ、宮殿で安易な道を選んで生きていた者のために来たのではない。そして、人々が私を認識できた唯一の方法は、まさに私の実を通してだった。人生が変わり、新しいやり方が確立され、重い病が癒された。歩けない者が歩き、盲目の者が見えるようになったのだ。これが実だった。」
「もしあなたたちが、自分たちの安全地帯を抜け出すほどの分別力がなければ、あなたたちは問題に直面するだろう。実際、サタンはあなたたちのその分別のない理解の欠陥を最大限に活用し、その欠陥が生み出しうる最悪の結果へと、あなたたちを引きずり込むだろう。例えばだ。ある日、このようなニュースがあるだろう。メシアが来ていて、とてつもない奇跡と共に来ることを報じるだろう。超自然的な姿だろうし、すべての目が彼を見ることになるだろう。ニュースのカメラもそれを報じるだろう。そして、メシアは破壊の時以降に世界平和を達成し、すべての人の繁栄を約束したように達成するだろうから、すべての人の懐に金も流れ込むようにすると言うだろう。このようなニュースは、自分の必要を満たしてくれていた世間の安全地帯の中で考えていた考えを、そのまま維持させるのによく合致するだろう。」
「一方、完全な分別力を持つクリスチャンたちは、このようなニュースや考えに反対する者たちとして、家を奪われ、子どもたちも奪われるだろう。そして監獄に閉じ込められ、無慈悲に処刑されるだろう。そして、安全地帯の中にいる人々は、そのニュースや考えに賛成し、完全な分別力を持つクリスチャンたちを問題ばかり起こす者たち、トラブルメーカーと見なし、サタンに利用されるだろう。私の愛する民たちよ、私はあなたたちが誰にも欺かれないことを願う。私が今、注意を与えているのだ。メシアが本当に来ているという知らせと光景を、超自然的で幻想的な場面を通して見ることになるだろう。あなたたちが現状を喜んで拒まなければ、あなたたちは私の前に立つことはできないだろう。そして、現状を拒否することになった時、その後には深刻な結果が続くことだろう。」
「あなたたちが考える思考様式で、喜んで捨てるべきものは何だろうか。箱の中に閉じ込められたあなたたち自身を引っ張り出して、遠くへ移すほど、あなたたちは喜んで信仰を堅持するだろうか。過去にあなたたちは、聖霊の感動を認識して、それに反応しただろうか。それとも、何の分別もない人々と同じように道を歩き、聖霊のそのような動きを無視してしまっただろうか。」
「このチャンネルを訪れた者たちの中には、私がクレアと話すこのようなやり方について、不快に感じる者がいる。何か善いものを感じるが、あなたたちが学んだ知識と偏見が、私がクレアと対話するこのようなやり方を否定させている。ある時、あなたたちはこのように考えることになるだろう。本当に神様と話すことが、こんなにも容易なのだろうか。」
「このチャンネルに文章を残す人々の人生の中に実があるかどうか、よく見張ってほしい。あなたたちが慣れないやり方で私の霊が動くとしても、その動きに慣れてほしい。あなたたちはこの方法を練習する必要がある。これは、あなたたちが携挙の時に引き上げられようと、この地に残ることになろうと、必要なことなのだ。あなたたちは、私の様々な動きを認識できるようでなければならない。私は多様性を愛し、喜びを愛し、あなたたちに近く住まうことを愛する。私はあなたたちに、私の人間としての姿を見せることを愛する。私がこの地に受肉として現れた理由は、あなたたちへの父なる神様の愛を表すためだった。」
「あなたたちが予期しなかったやり方で私を探すことに、慣れてほしい。あなたたちの分別をさらに深く行ってほしい。時間を取って、あなたたちの考えの限界を広げ、宗教の霊を断固として叱ってほしい。その宗教の霊が、あなたたちが私を分別するのを常に困難にさせるからだ。私は決して箱に閉じ込められていない。あなたたちもそうあるべきだ。私はあなたたちを私のものとして指名して呼んだ。ただ私だけのために呼んだのだ。決してある宗教、あるいはある教団、そのいかなるものの副産物としてあなたたちがいるのではなく、ただ私だけのために指名して呼んだのだ。私があなたたちを独特で唯一無二に創造した。決してあなたたち自身を、他の人々が作り出した安全地帯に押し込めることを許してはならない。私が創造したあなたたちの姿で成長してほしい。それがあなたたちの目から見て、これまで考えていたものとどんなに違っていて、既存の宗教の枠組みに照らし合わせて見ても、どんなに違っていたとしてもだ。あなたたちの心の中に何らかの火が燃え上がっているのを感じるなら、それを追い求めてほしい。敵が設けた境界線やガイドラインやアジェンダが、あなたたちを希薄にすることを許してはならない。あなたたちの首に巻き付いた足かせを打ち砕き、ファリサイ派の人の枠組みを打ち砕き、自由に解放されてほしい。」
「私が来たのは、あなたたちに命を得させ、私の霊の中で豊かに得させるためだ。だが、あなたたちが他の人々が設定したビジョンに自分たちを合わせ、生きていくのなら、このような豊かな命の暮らしは決して起こらない。分別のためには勇気が必要だ。時代の流れに逆らって泳ぎ、他の何よりもただ私の霊にしっかりと付いていてほしい。ただその方だけがあなたたちのガイドラインと境界を定められる方であり、新しく興味深いやり方で成し遂げるだろう。群衆のつぶやきや『こうあるべきだ』といったやり方は、すでに大昔に死んでしまい、消え去った。そのようなものにしがみついている者たちは、夢もすべて消え去ってしまったのだ。」
「このメッセージは分別に関するメッセージだ。宗教の霊を打ち砕き、自由に解放されて、私の聖霊が導く道を歩んでほしい。安全地帯を抜け出して、霊の中でいのちの道を歩んでほしい。」
「私が考えるように、あなたたちが考え、私が行うように、あなたたちが行い、塀の向こうに実った実の味を味わうことができる胆力を持つように、今私があなたたちを祝福する。あなたたちの安全地帯を抜け出して、私の庭に出て私と共に住んでほしい。」